ワタシの日記

日々をとりとめもなく。

抱っこ。

今日運転していたら、幼児とその子を抱っこしているパパが目にとまりました。

パパにしっかりとしがみついている子供の姿を見ているうちに

2ヶ月ほど前のある出来事が思い出されました。

 

それは

部活の送りで娘を車に乗せ、一緒に行く娘の友達を家まで拾いに行ったときのこと。

友達の家に到着すると、お母さんが犬を抱っこして出てきました。

かわいい〜

と言ったら

抱っこする?はい!

とそのワンちゃんを渡されたんです。

私の腕の中に納まった

ちょっとぽっちゃりのワンちゃん

ずっしりとした重みとぬくもりを感じました。

その時間10秒足らず。

夜になっても

その重みとぬくもりがなんだか忘れられず、

感触を思い出しては反芻してポワポワ幸せな気分に浸っていました。

その後、何日か過ぎても

ふと思い出しては、あぁ、あのワンちゃんの重みとぬくもりがぁぁ〜

と言いながら身を捩っていました。

特別に犬が好き、とか犬を飼いたい!とか思っているわけでもないのに

なぜ何度も思い出されるのか、自分でも不思議でした。

 

それが今日

パパさんがお子を抱っこする姿を見て、その感情がなんだったのかわかったというか

ピコーン!ときました。繋がったというか…

 

抱っこされたお子は全てをパパに委ねてる。

それが 今の私にはないんです。

末っ子の娘が中学生ですから

「抱っこ」という年齢ではありません。

 

小さな我が子たちを抱っこしたときのことを思い返してみる。

体温の高い体のぬくもり。あったかい。

そして全てを私に委ねてくれている、信頼してくれている。嬉しい。可愛い。

10年ほど前までは当たり前にあったそれが

いつの間にかなくなって、忘れたことを意識もしていなかったけれど

ワンちゃんを抱っこしたことがきっかけになって

あの頃の感情と感触が蘇ってきたのでしょうね。